フェルディナント・フォン・シーラッハ
Ferdinand von Schirach
作者のシーラッハは、一九六四年、ミュンヘン生まれの弁護士である。彼はいくつかのドイツの歴史に残る裁判の弁護団に加わっている。つまり、弁護士としても一流の人物である。弁護士としての活動と並行して、二〇〇九年、四十五歳にして初めて小説を発表した。二〇一一年に発表された「コリーニ事件」は、ベストセラーとなり、彼の作家としての地位を固めた。
「コリーニ事件」
Der Fall Collini
(2011年)
「タブー」
Tabu
(2015年)
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