あとがき:動物から神へ(気まぐれで無責任な人類)

 

 

七万年前、アフリカに現れたホモサピエンスは、取るに足らない動物だった。しかし、ホモサピエンスはここ数千年間で、地球の支配者になった。地球の自然を破壊し、他の動物たちを絶滅に追いやり、今や神の領域に近づこうとしている。人類は、乗り物に乗り、それはどんどん加速していっているが、どこへ行くのか分からないままに進んでいる。誰も、その帰結に責任を取ろうとしない。ホモサピエンスは、何にも満足しない、しかし責任感のない「神」になろうとしている。

 

戻る